映画「みなさん、さようなら」![]() |
| 人生の最期は、冬山(故郷に近い大山あたりがいい)の雪の中で、ウイスキー(ワイルドターキーだろうな)を飲みながら、これまで付き合ってきた女の子のことなんかを思い出しながら、少しずつ酔っていって眠りにつき、そのまま凍死するというのが、ボクの思い描いている最良の死に方です。 今年のアカデミー賞外国語映画賞を受賞したドゥニ・アルカン監督の映画「みなさん、さようなら」は、女とワインと書物をこよなく愛し、大学教授としてはさほどの実績も残せなかった主人公レミが、末期ガンで最期を迎える話です。 レミと反目しあっていた息子がロンドンからカナダへ戻り、父親の最期を幸せに迎えさせようと、広い病室や別荘を用意し、レミの友人たちを呼び集める。そして、友人たちとエスプリあふれる会話を楽しみ、妻と息子、友人たちに見守られて静かに息を引き取る。 「負け組男の豊かな最期」と書いた映評もあったが、それは違うだろう。自分が好きに生きてきたことが、最期の豊かさにつながったのだと思う。 ともあれ、レミが幸せな最期を迎えられる環境をつくったのは息子である。息子が最後にレミと和解できたのは、小さいときにレミがいかに息子に愛情を注いでいたかを母親に聞き、身体の奥深くに眠っていた父親との絆が蘇ったからである。で、この映画の教訓をボク的にまとめると、「豊かな最期を迎えたければ、3歳までに子供との強いスキンシップをはかれ!」ということになる。 レミの最期も良かったけど、それでもボクはやっぱり、冬山での酔っ払い凍死にあこがれます。 映画「みなさん、さようなら」の公式サイトはこちら。 映画「みなさん、さようなら」のあらすじはこちら。 |
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