リストラにあい、家族も崩壊寸前の41歳の負け犬が、「負けて
たまるか」と一念発起し、プロレス興行の旗揚げに参加、予期
せぬアクシデントもあってメインエベントのリングに立つ。
主人公倉持忠男(田口トモロヲ)は、学生プロレスで400連敗と
いう、ハルウララも真っ青の記録を持つ。その忠男を再度プロ
レスの道に向かわせるのは、アントニオ猪木に象徴されるプ
ロレス魂である。
家に帰れば、ファイティングポーズをとる猪木のポスターが彼
を暖かく出迎え、道の選択に悩んでいるときには、遠い日に聞
いたアントニオ猪木の熱闘を熱くアナウンスする古舘伊知郎の
絶叫が迷うなと鼓舞してくれる。
アントニオ猪木の言葉をみんなで唱和するところが圧巻なん
だけど、それについては25日発行のメルマガ「元気を出前!」
に書くので、そちらを見てください。
そして、忠男にプロレス魂が蘇ると同時に、その熱さが周囲に
いる人間にもプロレス魂を蘇らせる。今を捨てて、みんなが興
行の立ち上げに向かう。その過程の中で、家族再生の糸口も
見えてくる。
400連敗のなかで、相手の技をうまく受けることに専念してきた
忠男が、ラスト、「オレはオレだ」とリングで叫ぶ。恐らく、人生
という戦いに自ら技を仕掛けてきたんだと思う。
この映画のために肉体改造に取り組んだ田口トモロヲ、妻役
で妖しげな魅力を感じさせた筒井真理子ももちろん良かった
のだけど、次女役の蒼井優の存在感にビックリ。
電脳屋台村
2004年8月23日のオススメ
平成のガキにわかるか?! 映画「MASK DE 41」